経営者としての5要素

経営者としての5要素

人様にうんちく言えるほどの

人間じゃありませが…

経営者の端くれとして

大事だと思っている5つの要素が私にはあります。

・現状を受け入れる力

当然の事ながら入り口で逃げてしまったら始まらないですよね…

・分析する力

総合的に状況を把握しないと対処できませんよね。

・実行する力

当然、絵に描いた餅とならないよう実行、実践してなんぼです。

・継続する力

物事は簡単にはすすみません!やり続けてやっと結果に結びつくものと。

そして一番大事なのは

・決断する力です。

全ての事案において〝決める〟という事が

とっても大事なことと。

 

わたしが大事と思っている5つの要素。

人それぞれとは思いますが、

〝決める〟という事の大切さは

経営者として共通するのではないでしょうか…

ポイントをズラさない。

議論討論を繰り返していると、

核心のポイントがズレて、

結局のところ〝何が問題か…〟が、

分からなくなってしまう事があります。

 

議論討論が大事なのではなく、

問題の核心への対処と解決が大切!

という事を議論討論の途中途中で確認をして

議論討論が核心からズレないように

一人一人が心がける事が肝要です。

 

〝解決する〟といっても

なかなか簡単にはできません!

〝答えを出す〟といっても

そんなに簡単に答えは導き出せません!

でも、それでも、

解決するよう…答えを出すよう…

そのポイントからズレないように

議論討論の参加者は心したいものです!

 

オリンピックと違い、

議論討論は〝参加することに…〟

意義があるわけではありませんから…

 

やらないと分からない事

出張で毎日のように飛び回る私に

よく聞かれる質問があります…

〝そんなに出張して採算合うの…?〟

答えは〝合いません!〟

ただ、答えはもう一つあります…

〝合わすように努力はしております!〟

 

そぅ…点で考えれば〝合わない〟事も

創意工夫ややり方次第では

〝採算が合う〟事も多々あります!

それは…

やってる人、やり続けている人しか

分からない事なんです。

 

1+1=2

机上の計算で出てくる答えは

実践の場で出てくる答えと

必ずしもイコールではありません。

 

合うか合わないかではなく、

合わす為の努力、合わし続け継続する創意工夫。

その努力を辞めた時、

何をすれば良いかが見えなくなると私は思います。

非を認めることから始まる

〝すみませんでした〟

自分の誤りを認め謝罪する事からがスタートです!

 

謝る前に事情説明や言い訳をする方がたまにおりますが、

順序は逆です。

理由はともあれ不利益を与えた事に対し、

先ずは非を認める言動と態度

そして申し訳ないと言う気持ちを表す事が

とても大切です。

 

不利益を与えは方にも〝言い分〟はあろうかと思いますが、

ただ、事実だけを考えれば

結果的に不利益を与えたのですから

何を言ってもそれは〝言い訳〟でしか過ぎません。

 

そして、もう一つ大事なポイントは

その対応のレスポンスです。

事が起こってからの謝罪と対処のスピード

このタイミングは結果を左右します。

 

クレームが生じた時

いかに早くそしてスムーズに対処するかは

〝非を認める〟事から全てが始まります!

認識の違いを正す

トラブルやクレームが生じた場合、

誰しも直ぐに対処をするものと思います。

その後で発する言葉…

〝なんとかなって良かった…〟

〝大きなトラブルにならずに良かった…〟

 

いやいや。

十分大きなトラブルになってますから!

だから対処した訳でしょ!

 

人っておかしもので、

その場が取り繕えてしまうと、

問題が生じた事すら忘れてしまう。

問題が生じた事すら無かった事にする。

そして問題を隠蔽しようとする…。

この認識が大きな問題です!

 

何が一番問題が…

それは〝こうすればなんとかなる!〟

といった誤ったノウハウと認識が

個々人に浸透してしまう事です。

 

問題が生じたら

無かったことで誤魔化すのではなく、

再発防止と個人の責務を正す!

これができるか否かが

組織を腐らさないポイントだと

私は思っております。

働き方改革のしわ寄せ

働く環境が大きく変わる中で、

一方で作られた〝ゆとり〟とひきかえに

一方で〝負のしわ寄せ〟をつくる・・・

機械化され計画生産できる

企業や業界はそうでもないのでしょうが、

下請け企業や機械化できない

手工業の産業にとっては、

〝ゆとり〟は生産減や売り上げの減少

そして財務悪化に直結する。

更に、社員さんの休みが増える事により

その実質労働生産の穴埋めとして

経営者の休暇休日は減少する一方・・・。

 

〝過労による自殺・・・〟

社員さんが過労により

自殺すれば社会や会社の責任が騒がれ、

経営者が自殺しても、

能力が無かった!で

片付けられてしまう現実・・・。

 

社員さんに過酷な労働を強いて、

自分はのうのうと・・・

そんな経営者はごく一部だと。

ほとんどの経営者は、

〝ゆとり〟のしわよせの穴埋めの為に、

早朝深夜、休日返上で仕事をしている。

 

経営者もロボットじゃない・・・

いつまでも体力や精神が続くわけがない・・・

もし、経営者が倒れたら。

もし、経営者が過労で自殺したら。

経営・存続すら危うくなってしまう・・・。

 

そんな状況がほんとうに

〝働き方環境改革〟なんだろうか・・・と

疑問に思う事がある。

 

本人の自覚

本人の自覚…

最後はこの一言に集約されます。

何回注意しても、何度同じ事を言われても

できない人っていますよね。

それはできないんじゃなかって、

本人にやろうと言う自覚がないんです。

言い換えれば、

〝何故それをやらなきゃならないか〟

その真意が理解できていないと言う事です。

 

社内において叱責や注意をする時、

私は皆んなの前で、そして後からではなくその場で行います!

それには2つの狙いがあります…

 

一つ目は、一人の失敗事例を他の社員にも周知・共有しもらう事。

他の人が見ている前で叱責すれば、私も相手も、

第三者の目にさらされている事で、

理路整然と冷静に注意する事ができると考えているからです。

二つ目は、〝鉄は熱いうちに打て〟という事です。

〝喉元過ぎれば…〟の例え通り、時間が経過すれば、

失敗の責任感も薄れ反省の謙虚さも無くなってきます。

それは注意する方も同じまで、

注意叱責するポイントもずれてしまうという考えかたからです。

 

注意や叱責のやり方や考え方は人それぞれ…

人が人を注意するという事は本当に難しい事です。

注意された事や失敗の経験を生かすも殺すも、

最後は本人の自覚なんだろうと私は思います。

自分の会社の一番の強みは…

自分の会社の

一番のセールスポイントはなんでしょうか…

そぅ問われた時にすぐに答えることができますか?

 

技術力、知識力、企画力、営業力、デザイン力、

対応力、レスポンス…

なんでもいいんです!

大事な事はそのセールスポイントを

深掘りしているか否かという事。

誰にも負けない!という自負がある事だと!

これは会社に限らず個人にも当てはまるものと・・・。

 

広く浅くもバランスの観点からすれば大事ですが、

AI化していくこれからの世の中〝これだけは!〟という強みは

絶対に必要な事だと私は思います。

だいたいの知識や情報は

瞬時にネットで検索出来てしまう時代なんですから。

 

オールラウンドプレイヤーは便利ですが、

〝ここぞ!〟という時の切り札にはなれません!

〝ここぞ!〟で必要とされる会社づくりと人づくり…

皆さんの会社には〝ここぞ!〟はありますか?

雇用環境改善は会社の大事なポイントに

求人条件・雇用環境が大きく変化していく中で、

〝求人しても応募がない!〟というのは大問題です。

それは・・・求職者の要求と会社の雇用条件・雇用環境が

ミスマッチングしているという事です。

 

安易に休みを増やせばいい・・・

安易に給与を引き上げればいい・・・

そういう事だけじゃないと私は思います。

 

そんな売り手市場の〝今〟を知って、

社内の雇用環境づくりに取り組んでいかなければなりません。

明日から一気に変える事ができない事だけに、

中長期的に変化・改善をしていく事は、

企業継続の重要ポイントだと私は思います。

 

外国人労働者の売れ入れ・働き方関連法に基づく罰則強化

残業規制に有給取得と〝雇用〟を取り巻く環境は大きく変化する中で、

会社の改善改革の遅れは会社継続の命取りになりかねません。

 

売上無くして経営戦略無し・・・心に残る言葉

日頃お世話になっている

会計事務所の先生に言われた言葉です。

10年以上も前に言われた言葉ですが、

今でも私の心の中に残る強烈な言葉です。

 

〝机上の空論〟と言われるように、

理想とされる数字の羅列を書いた

売上計画や経営計画は誰にでもかけます…。

本当に大事なのは、

その目標を如何に具現化し達成するかという事。

人の問題、時間の問題、設備投資の問題、組織の問題…

そぅ…具現化し達成する為には、

会社全体の取り組みを事細かに計画する必要があります。

 

理想や空想、夢や願望は誰にもあります。

個人レベルであれば

〝なったらいいな…〟でいいとは思いますが、

会社がそれでは存続の危機に直結してしまいます。

 

〝売上なくして経営戦略なし〟

 

私の甘い経営に対する戒めの言葉として

今も胸に残る言葉です。