やればやっただけ。

目の前に積み上げられた仕事の山。

正直、やりたくない!って思うことも。

 

ほどほどの量がコンスタントに有れば、

ストレスにもプレッシャーにもならず、

気分良く仕事ができるのですが、

一度にたくさん仕事が積み上げられると、

〝ちゃんとできるのだろうか…〟という

不安が先になり、

プレッシャーやストレスとなる。

 

でも、考えてばかりいたって片付かない!

 

そぅ…千里の道も一歩からの例えの通り、

先ずは目の前の事から手を動かす。

そうすれば自ずと先が見えてくる!

そんな事を自分で自分に言い聞かせながら

仕事と対峙しております。

下手な考え休むに似たりってならないように。

重い想い…次の世代へと。

先代から事業を受け継ぐ

その覚悟と想いは凄く重いものと。

小さな企業における仕事は

ある意味人生に直結している。

特に家業とて何代か受け継がれてきている

仕事となればなおさら。

 

何事においても仕事が優先となり、

時間のほとんどを仕事に費やす。

なぜ…

それは自分が先代から受け継いだものを

次に世代に受け継いでいってもらう

つなぎ役という想いから、

自分の代において、

引き継いだ状況より良い会社にしようと

必死に努めようとするから…。

だからこそ先代達は質素倹約に努め、

次の世代へと財を残してきた。

 

全ては今ではなく次の為。

全て個人ではなく会社の為。

 

小零細企業の経営者の私が

今一番願い想い感じる事です。

 

 

産業としての育成

伝統産業と言われる仕事の衰退は加速度的に高まっています。

何も対策をしていないから・・・という事だけではなく、

とりまく環境の変化が更なる加速させているって感じでしょうか。

産地・産業の衰退と大きくとらえても、

産地内においては成長・発展している企業がございます。

ですので、同じ産地においても考え方や危機感は様々・・・。

 

職人さんの高齢化・若い人の後継者育成・継承不足・需要の減少・・・などなど、

何十年も前から言われ続けている課題の上に、

環境変化要因として、

原材料の値上がり・就業環境の変化と規制・産地内業界内の連帯感の希薄化・・・などなど、

課題や問題への取組は、産地としての取り組みから一企業レベルへと移行し、

課題解決改善への取組は待ったなしの状態に・・・。

すなわち、解決改善できない企業は存続できない・存続しづらいという事です。

 

売り上げ減少からの倒産・廃業でなく、

就業環境変化に対応できない企業は人員確保もままならず、

安易な家族だけでの経営にならざるおえない。

それは病気や事故といったイレギュラー的アクシデントに見舞われると

代わりとなる人員がいない為に

直ぐに倒産・廃業に直結している事を意味している・・・。

 

伝統や文化は長い歴史的価値からすれば

大切にし受け継いでいかなければなりません。

ただ、伝統や文化を受け継いでいく事だけでは生きてはいけません。

伝統や文化を否定や壊すという事ではなく、

私たちのおかれている伝統産業は

伝統の文字を外し産業というスタンスから

今後のビジョンを考えるべきと私は考えています。

 

漆器やだけど漆器を作っていない・・・

漆器の産地だけど漆塗じゃなく化学塗料・・・

漆器の産地だけど木製じゃなくプラスチック樹脂・・・

そぅ、物が作れるという見地からの産地・産業育成が大切なものと。

それは漆器にこだわる事を捨てる事から始まるものと。

やればやっただけ。

どうせやったって…

やっても経費倒れになるし…

確かにそんな時もあります。

でも…どこに

〝儲けさせてあげるから来て下さい!〟なんて、

美味しい話があるんでしょうか…

まして、常日頃からコミニケーションしていない人に

仕事を依頼する事なんて

よっぽどじゃないとありえないと…

 

採算が合わないんじゃなくて合うようにする!

そぅ…帳尻を合わせて後はやるだけやる。

そこから活路はみいだせるものだと

私は考えております。

 

何事もやらなきゃ始まんないし、

次の一手も見出せないものと…

反対に言えば、

やればやっただけやる事が見えてくる!

やればやっただけやらなきゃならない事が

分かってくる!

そんな思いで毎日営業で飛び回っております。

やめたら楽にはなりますが、

やめたらそこまでですから…。

大きく分けて2つのタイプ。

人から注意や指摘を受ける事は

気分のいいもんじゃありません!

でも、もし注意や指摘を受けた時、

大きか分けて2つのタイプが居ると

私は思っています。

1つは、自分の至らなさを反省するタイプ。

もう1つは、注意や指摘に腹をたてるタイプ。

 

自分の至らなさを認めるって事は、

成長するチャンスをもらえたと、

自分の糧にできる人間です。

反対に、注意や指摘に腹をたてるタイプは、

既になぜ怒られているかという論点をすり替え、

自分の非を認められないタイプです。

当然、自分の至らなさを認められないのですから、

成長する事もありません。

 

完全完璧な人間なんているわけがありません。

不完全な人間か不完全な人間に注意する訳ですから、

言われてる本人も面白くなくて当然…。

でも、言われた事を素直に受け入れられるか否かは、

人間の質の問題であると私は思います。

素直に自分の意至らなさを受け入れる…

そこから成長って始めるんだと思います。

 

もう一度言います!

不完全な人間であるという自覚と謙虚さをもつことから、

人の成長は始まるものと。

指摘や注意に腹をたてる前に

自分の至らなさ、努力不足を振り返ってみては…。

一度のミスの代償

〝すいません〟

当然ミスをすれば先ずは謝ると思います。

でも、謝ったからといって、

問題が解決するわけでも、

その問題解決にかかる費用が無くなるわけでもありません。

そぅ…謝罪は迷惑をかけた事に対して

〝申し訳ない〟という意思表示をしたに過ぎず、

根本的な問題解決とは別問題であることを

肝に銘じなければならない。

謝罪した事で全てが終わった…と思うのは、

本人の勝手なマスターベーション。

現実は何にも解決していないし、

迷惑をかけられた方はそんな事で納得もしていない。

要は、謝罪は言葉ではなく行動であると私は思います。

迷惑をかけた!という事に対し

どぅ対処するか…という行動。

言葉ではなんとでも言えます。

言うだけなら簡単です。

だからこそ行動で謝罪を表すことが大切です。

心ら本当に申し訳ないと思うのであれば、

自然と行動を起こし対処するものと…

それ以外〝申し訳ない〟という気持ちを

表せることはできないのでは!

試行錯誤の繰り返し…

もっと上手くいく方法がないかなぁ…

もっと早く、もっと簡単にできないかなぁ…

 

現状のやり方が別に悪い訳でも、

支障がある訳でもありませんが、

でも、

常にもぅちょっと!良くならないか…

そんな欲張りな感情から

改善・改良の試行錯誤の連続。

 

試験で一個やってみた…

上手くいった!っと思って複数個やってみると、

なかなか上手くいかない…

そんな事の繰り返しの連続。

無理なんかなぁ…って思いつつも、

それでも…もしかしたら…順序を変えてみたら…

頭の中で妄想と想像はつきません。

 

でも、それを直ぐに行動に移し

試行錯誤を検証できる環境があるって

ホント幸せな事だなぁ…ってつくづく感じます。

 

さぁ…今日もまた試行錯誤!

失敗するかもしんないけど…。

創れるという強み

メーカーとしての強みは

第一に創れる事 。 第二に造れる事。第三に築くれる事です。

3つの〝つくれる〟強みは、

第一のつくる…創は、ものづくりの商材やお客間のニーズを基に

イメージや想像がしやすい環境である事。

第二のつくる…造は、イメージや想像したものを

リアルなカタチとして作りやすい環境である事。

第三のつくる…築は、お客様のご要望をカタチにし、

職人さんにアイデアを提供する事で

信用・信頼関係を築ける事です。

 

想像しカタチを作りプレゼンする…

すべての事を一人でできるという方はなかなかいません。

それぞれのパートで得意とする人間が担う

そのひと塊がメーカーの強みだと私は思っております。

〝つくれる〟という事は口で言うほど簡単なものじゃありません…

だからこそ3つの〝つくれる〟をしっかりできる会社こそが

メーカーと言われる存在なのかもしれません。

怠慢が一番の敵!

しんどいから…

明日やればいい…

なんとかなるやろ…

そんなちょっとした自分自身の慢心と怠慢が、

トラブルの大きな要因の一つだと私は思っております。

 

自分自身への甘えほど他人には見えなく分かりづらい…

だからこそ、怠慢な考え方や行動が徐々にトラブルへと繋がる。

あの時やっておけば…

あの時確認しておけば…

そぅ、全てはちょっとした気の緩みと

自分に都合の良い勝手な判断!

 

世の中自分の思い通りにはいかないのが常。

だからこそ自分の行動と気持ちが怠慢にならないように

日々注意したいものです。

本当にできないのか…?という自問自答

〝無理やわ…〟

〝そんなもんできんわ…〟

そんな言葉を簡単に吐いていませんか?

最大限に思考した結果でしょうか?

 

チョットめんどくさい…

チョットやりにくい…

そう思っただけで簡単に結論づけてしまう!

大した努力もせず簡単に諦めてしまう!

 

当然、物理的に無理な場合はあります!

当然、できない状況である場合もあります!

でも、もし、他の人が他の会社が

同じ課題を投げかけられた時に

結果を出してしまったら…

あなたが不用意に吐いた言葉は全て

〝嘘〟であり〝悪〟になります。

 

できないという状況や心理は

誰にも分かりません…

要は本当にできないのか

できるのかという結果。

 

〝他人はできてしまうかも…〟という

危機感と

自分の信用を失うかもという

不安感をもった時、

メーカーとして〝できない〟という言葉は、

そんなに簡単に口にするべきではないものと

私は思っています。

〝まずはやってみる!〟その姿勢こそ

物創りメーカーの立場ではないかと。