産地の課題は企業の課題。

産地が景気が悪くて疲弊している。

売り上げの減少が止まらない。

後継者がいなく人手不足。

伝統工芸と言われる産業・産地の課題は

同じような課題と悩みに

直面しているものと!

 

でも、その産地の課題と悩みは

その産地内における

企業の抱える課題と悩みと

必ずしもイコールではありません。

簡単に言うとはマクロとミクロの

課題の違いってところでしょうか。

 

大局的な課題は共通な課題として

誰しもが懸念や心配をしておりますが、

緊急性や深刻さは

各企業で直面している課題に

違いがあるという事です。

ですから、

産地活性化に取り組もうとしても

産地内の企業に温度差が生じ

足並みがそろわず

産地の活性化や改革が進まないのだと

私は思います。

 

優先順位は違えども大局的な課題は

いづれ深刻な問題として

産地企業全てが直面致します。

本当であれば少しでも早く

改革に取り組むべきであると認識しつつも、

企業側も取り組むだけの余裕も

なくなってきているのかもしれません。

 

年を追う事に深刻になる課題を

自社の課題として認識し

取り組めるか否かが

こらからの生き残りの

ポイントだと私は思います。

 

それは大局的な課題として

捉えるのではなく

自社の経営課題として捉えらえ

対処できるか否かが重要です。

 

誰も解決してくれない…

当たり前です。!

だからこそ自分で取り組み解決する努力を

 

 

 

 

時代の流れに逆行はできませんが…

精神的にしんどくなる瞬間…

 

会社に電話をして

〝◯◯さんいるか…〟と問うと、

〝今日お休みです〟との返答。

土曜日は社員が交代で休む日なので、

しようがないといえばしょうがない。

目標として掲げた

有給取得率90%以上という事からも、

お休みが増えることは仕方ない。

 

携帯が普及し

SNSが当たり前となり、

24時間365日容易に繋がれる現状と

逆行するかのように増える休日休暇。

仕事のやり方・考え方を変えないと

会社の存続危機になりうる問題だと

危惧するのは私だけだろうか…。

 

物理的に生産のキャパシティ減少と

お客様に対しての対応力のスピード低下。

会社の経営内容の悪化は、

景気が悪いんじゃなくって、

会社の存在意義・存在価値・存在必要性が

壊れ失われてきているんだと思う。

 

休み休みって…

ほんと働かなくなったよなぁ…と、

〝お休みです〟の言葉を聞く度に

精神的にしんどくなる

弱小企業経営者の私です。

チョット先の課題

各々の会社での課題

各々の業界での課題

社会の変化に伴い発生する課題

そぅ…これから課題となりうるであろう

懸念事項はきっと誰でもお待ちの事と。

厄介なのは、

その課題から目を背け対処しないでいる事

〝憂は小さな芽のうちに…〟

誰でもが重々分かっている事。

でも、なぜ、対処をしないのでしょう…

 

答えは簡単です!

課題を放置し先送りする事に慣れているからです。

言い換えるならば、

先送りが常となるという事は、

緊急で大きな課題に追われチョット先の課題まで

手が回らない状態だという事です。

 

私はよく〝歯車〟に例えて話をしますが、

早め早めに課題に対処する事を心掛ければ、

歯車は良い方向に向かって回転するし、

常に厄介な課題に振り回されていれば

悪い方向に向かって回転すると思います。

 

要は常日頃からの問題意識と課題への取り組み方だと…

私は常に考えております。

そぅ…〝転ばぬ先の杖〟的な。

失敗の連続から得られるコツ。

新しい取り組みは失敗の連続!

当然といえば当然…

だって経験値を基に手探りで試行錯誤して

マニュアルを作ってる段階なのですから、

思いもよらない課題が次から次へと

生じてきます。

一つづつ丁寧に解決・対処していく中で、

〝コツ〟みたいな経験値も構築させていきます。

マニュアルと違い、コツは十人十色…

そぅ…それこそ如何に効率良くするには!

という試行錯誤から生み出されるものです。

ある意味生産するための理屈みたいなものでしょうか…。

失敗から学ぶ!

それは失敗しない為のハウツウだけではなく

コツをつかむ為の学びてもあると

私は思っております。

 

ま、失敗は極力しないに越したことはありませんけど…。

 

公私のけじめ

仕事をしていますと、

仕事関係先との間に、

微妙な〝馴れ合い感〟が生じます。

その典型的な一例が〝言葉遣い〟

 

確かにフレンドリーな関係をきづく事は

仕事を円滑に行う為に必要な事です。

でも、それが馴れ合いになると、

仕事に対する緊張感がなくなり、

しいてはトラブルや失敗につながるものと。

 

一線を引くと、

よそよそしいか感じるかもしれませんが、

それは溝をつくるのではなく、

適度な距離感と緊張感を持続させる為です。

仕事においての関係は、

知り合いや友達という関係の延長ではなく、

公私のけじめを自分でつけて、

付き合うことを心がけたいものです。

 

当たり前!という勘違い。

当たり前!と思っている恩恵は、

時として、他人の好意、善意、犠牲、努力

の上に成り立っている事が多い。

言いかえるならば、

誰かのおかげで恩恵を受けられている!

という事です。

 

時にその恩恵を当たり前と勘違いをする。

いやいやいや…それって

当たり前じゃないですから!

そして、更に大きな勘違いは、

その恩恵の継続は受け手側ではなく

与えている方にある事の認識です。

やめるも続けるも

恩恵を与えている方の気持ち一つ…

という事です。

 

物事がスムーズにいっている事が

当たり前と勘違いをするのではなく、

そのにはきっと誰かの

好意と善意と犠牲と努力がある事を

認識しきし感謝をすべきだと

私は思います。

 

対等なwin-winの関係はありません。

双方にメリット…みたいな事も

理想的妄想です。

本当のwin-winの関係は、

お互いが当たり前を当たり前と思わず、

謙虚な気持ちと姿勢になるところから

始まるものと私は思います。

 

させてもらっているが、

してやってるにならない為に…。

実践からこそ得られる

よく理解もしていない事を

さも知っているかのように話す…

いわゆる〝知ったかぶり〟ってやつですね。

知らない人間が知らない人間に話しているうちは、

間違いや矛盾に気がつかれず

調子にのって話す事はできても、

その事に精通したり実践している人からすれば、

〝何言ってるの…〟って

矛盾に突っ込まれる結果に…。

 

どれほど小さな事であっても、

自分が実践して得られた結果は、

大きな意味があります。

それは机上の空論ではなく、

実体験から得られたものは

何物にも変えられない財産です。

それに、その体験から導き出されたものは

事実であり真実です!

例えそれが失敗談であったとしても

重みがあるものだと。

 

だからこそ学ぶだけではなく実践する。

そこに全ての答えがあると

私は思っております。

努力は成果が出て初めて評価される

一生懸命やってます!

精一杯努力してます!

よくそんな言葉で

自分の事を評する事があります。

でも、その言葉に比較がないのです。

〝何と比較しての一生懸命なのでしょうか〟

そぅ…一生懸命や努力なんて、

曖昧な都合の良い詭弁でしかありません!

まして、一生懸命や努力の真意なんて、

本人以外誰にも分からない事ですから…

要は、一生懸命や努力なんていうのは、

〝結果〟に伴う個人の感想に過ぎません。

 

努力は結果に必ず比例します。

 

〝努力が報われない…〟という方が居ますが、

それは努力が報われないのではなく、

やり方が悪かっただけだと私は思います。

 

一生懸命や努力なんて

誰も計り知ることができない言葉で

評するのではなく、

成果を得られた事が評価の全てであると

意識を変えるべきだと私は思います。

 

 

用意周到にて事にあたる

諺にはよく対義する諺があります。

 

急いては事を仕損じる。

慌てると失敗するという意味ですが、

鉄は熱いうちに打て!など、

チャンスを逃さず素早く行動しろ

という事もあります。

早くする…好機を待つ…など、

取り掛かるタイミングは違えども、

共通して言える事は、

〝用意周到〟という事です。

 

〝段取り八分〟と言われるように、

事にかかるまでの準備や仕掛け、

トラブルに対するシュミーレーションなど、

事に取り掛かるまでに

ほぼほぼ結果は予測できてしまいます。

 

反対に〝思いつきのような言動〟が

時として思わぬ事態を招く場合があります!

そんなつもりじゃなかったのに…

そこまで考えていないのに…

そぅ…言った方は何気なく発した言葉でも、

言われた方からすれば

許し難い言動に感じる場合があります。

 

それはなぜか…答えは簡単です!

相手の立場になって言動していないからです。

相手に何かを頼む時は、

少なくとも相手の立場や状況、

これまでの経緯ぐらいは把握する

用意周到さは必要だと思います。

だって、

現状の状況やそれに行きつくまでの経緯は

無視できない事実だからです。

 

〝知らなかった〟で言った方は済ませても、

言われた方は〝知らなかった〟では

済ませられませんから…。

メーカーがメーカーである理由。

メーカーと言えば

〝物が作れる〟というのが

一般的な認識だと思います。

でも、私が思うメーカーとは、

新しいものを生み出すのが

メーカーだと私は思っております。

作れるか否かというのは、

〝作れて当たり前〟であって、

メーカーの最も重要な要素は、

新しいものを生み出す力だと…。

 

〝作るのではなく生み出す。〟

 

メーカーと自負できるか否かは、

その点に重きをおいている

会社だけだと私は思います。