漆器の表面の擦り傷の修理事例

漆器をお使い頂いておりますと、

割れや欠けなど大きな傷みまでではないものの

表面に細かい擦り傷がついてしまう事って多いと思います。

今回は、そんな擦り傷でお困りの方向けに

修理の事例をご紹介させてた頂きます。

■修理前の状況

見た目は塗膜の剥がれなど大きな傷みはございません。

ただ、よくよく見ると表面に擦り傷が生じており

白っぽくなっております。

■修理内容につきまして

表面を生漆にて拭漆にて加工させて頂きました。

仕上がりは下記画像の通りです。

※吹き漆の後加工につきまして

吹き漆を施した表面の艶が無くなりますので、

この後磨き粉で表面を優しく磨き艶を上げていきます。

木製のお椀の割れ修理・・・2

★修理をお考えの際のご参考にしてみて下さい!
■ 修理のご要望
お椀の蓋が割れてしまっているので、修理して欲しいとのご依頼を頂きました。
大きな割れたパーツはありますが、細かいパーツが無く、一部穴が開く状態。
極力あるパーツは使用して修復しましたが、無い部分もありその部分はサビ修理と致しました
■修理内容について
一旦、割れている部分を補修し、その後、修理箇所のみを黒漆で修理を施しました。内側にも蒔絵がある為に、割れに沿って黒漆にて塗り上げました。
■修理金額
修理費用…4,000円
(・現在は自分の技術向上の為に、手間代ぐらいで加工させて頂いております。)
(・完全完璧な修復をお望みの場合は、伝統工芸さん等にご依頼いただいた方が良いものと思います。)
■修理期間
約50日ぐらい
■摘要
修復した割れの部分・欠けの部分のみ黒漆ぎを施し、なるべく目立たなく仕上げ、蒔絵が消えないようにさせて頂きました。

ガラスの器の修理をお考えの際にご参考にしてみて下さい

ガラスの器の修理をお考えの際に、
一般的には〝金継ぎ修理〟にて
ご検討されるものと思います。
 
今回のご紹介は、金継ぎ修理迄はしない
黒漆まででの修理となります。
 
ガラスの器のデザインによっては、
黒漆のみでり仕上がりの方が、
器に馴染む場合がございますので、
修理の際の参考にしてみて下さい。
尚、以前ご紹介させて頂きました、
透明な材料にての修理も、
ガラスという器だけに有効な修理と考えられます。
https://www.youtube.com/watch?v=O–8rweShcY
 
※ 画像に使用致しましたガラスの器は、
お客様へご提案する為に、
弊社の方で銀ラメとブルーの模様を
塗装したものとなります。
(弊社では欠け修理のご提案の他、ガラスの塗装も行っております。)
 
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今回の修理職人啓一のお仕事は…ガラスのコップの修理です

 

  • 修理のご要望
    ガラスのコップが割れてしまっているので、修理して欲しいとのご依頼を頂きました。
    割れた欠片がありますので、なるべく修理の箇所が目立たないように…とのご依頼です。
  • 修理前の状態
    二つに割れが生じており、割れたパーツは残っている状態。
  • 修理内容について
    一旦、割れている部分を補修し、小さなチップ(欠け)部分はサビ漆にて補修。
    その上で、修理箇所を金で修理を施しました。
    (割れを修理した部分は極力細い金線にて修理し、目立たないように致しました。)

★ 画像は仕上げ途中の画像となります

★ 仕上げ後は水漏れがないか確認して完成です!

  • 修理金額
    修理費用…1,500円
    (・現在は自分の技術向上の為に、手間代ぐらいで加工させて頂いております。)
    (・完全完璧な修復をお望みの場合は、伝統工芸さん等にご依頼いただいた方が良いものと思います。)
  • 修理期間
    約30日~40日ぐらい
  • 摘要
    極力金継ぎは割れの部分に沿って金継ぎを施し、なるべく細く目立たなく仕上げさせて頂きました。

今回の修理職人啓一のお仕事は・・・陶器 お皿の金継ぎ修理

・修理のご要望
陶器のお皿が2分割に割れてしまっているので、修理して欲しいとのご依頼を頂きました。
なるべく修理の箇所が目立たないように…とのご依頼です。
あと、一か所ひびが入っているので一緒に直せませんか?との事
・修理前の状態
二分割に大きく割れれており、割れたパーツは残っている状態。
縁にヒビあり。
・修理内容について
一旦、割れている部分を補修し、パーツの欠片が無い部分はサビ漆にて補修。
その上で、修理箇所を金で修理を施しました。
(割れを修理した部分は極力細い金線にて修理し、目立たないように致しました。)
ヒビの部分は前処理として液状にのばした溶液をヒビに流し込み、
その後、ヒヒの部分をサビ修理の上で金継ぎを施しました。
・修理金額
修理費用…1,500円
(・現在は自分の技術向上の為に、手間代ぐらいで加工させて頂いております。)
(・完全完璧な修復をお望みの場合は、伝統工芸さん等にご依頼いただいた方が良いものと思います。)
・修理期間
約30日~40日ぐらい
・摘要
極力金継ぎは割れの部分に沿って金継ぎを施し、
なるべく細く目立たなく仕上下させて頂くよう努力しております。

陶器 フリーカップの金継ぎ修理

今回の修理職人啓一のお仕事は・・・陶器 フリーカップの金継ぎ修理
・修理のご要望
陶器のフリーカップが3分割に割れてしまっているので、修理して欲しいとのご依頼を頂きました。
割れた欠片がありますが、細かい欠片は無い状態。なるべく修理の箇所が目立たないように…とのご依頼です。
・修理前の状態
三分割に大きく割れれており、割れたパーツは残っている状態。
・修理内容について
一旦、割れている部分を補修し、パーツの欠片が無い部分はサビ漆にて補修。
その上で、修理箇所を金で修理を施しました。
(割れを修理した部分は極力細い金線にて修理し、目立たないように致しました。)
・修理金額
修理費用…1,300円
(・現在は自分の技術向上の為に、手間代ぐらいで加工させて頂いております。)
(・完全完璧な修復をお望みの場合は、伝統工芸さん等にご依頼いただいた方が良いものと思います。)
・修理期間
約30日~40日ぐらい
・摘要
極力金継ぎは割れの部分に沿って金継ぎを施し、なるべく細く目立たなく仕上げさせて頂きました。

職人も少なくなる中で…

飲食店様向けに始めた
陶器・ガラスの修理

一点ものと違い、
複数枚ある器を修理するとなると
お客様の費用負担も大。
そこで、少しでもコスト削減に
ご協力できないかと
見様見真似で始めた金継ぎから
化学塗料を使ってのリペアまで、
case-by-caseでの
修理・ご提案をさせて頂き、
全国の飲食店様よりご依頼き、
毎日のように
修理品を頂ける迄になりました。

伝統工芸的な金継ぎからすれば
塗料での修理は
〝偽物〟って事にも
なるんでしょうが、
現代の漆器が
木製の漆塗りだけではなく
樹脂製の塗料塗りも
漆器と認識されているように
時代と共に
より耐久性を向上し、
短納期で対応した修理方法は
修理技法が進化したカタチと
私は考えております。

手間隙をかけた修理。
合理化させた修理。
どちらが良いか悪いか…
って事ではなく
お客様の考え方と選択だと。

お客様にご提案ご理解を
頂きました上で
より幅広い修理方法を
ご提供できるよう今後も
創意工夫をしたいと思います。

まずは、
いろいろな方法を試しながら
今は修理体験を積む事に
励みたいと思います。

その為、修理費用は
ほぼほぼ手間賃のみ…
時には無償での対応。
修理職人啓一と自称するものの
3年程度の見習い小僧なもので…(笑)
というより
私、職人じゃなくって
営業マンですから。

一回やってみますわ!
とりあえず任せてもらえますか!
その代わり失敗したらごめんね…

飲食店の器は
一点物じゃないだけに
失敗覚悟で何枚か
チャレンジさせてもらってます…。

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今回の修理のご依頼は・・・木製のお椀 漆塗り

今回のご依頼は・・・木製のお椀 漆塗り
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漆器の製品を使っているとどうしても、
当たり傷で塗膜がチョット剥げちゃう・・・
そんなことありますよね。
それを放置しておくと、
その部分から水分が浸み込み、
内側から塗料を押し上げ(水ぶくれのような現象)、
塗膜の剥がれの部分が大きくなっていきます。
弊社では、部分的な剥がれ部分を
ワンポイントで補修するサービスをしております。
剥離部分を修理後全体を塗り直すのと違い、
ワンポイント補修の為に、
コストは400円程度。
傷みが大きくならない前にご検討下さい。
※画像のようにワンポイントでの補修の為、
修理が箇所が分からないようにはなりません。
極力目立たないよう修理の範囲・色目等には
配慮させていただきますが、
分からなくすることはできませんので
ご理解の上ご検討をお願い致します。

陶器の修理費用…いくらですか?

インターネット動画や弊社ホームページにて

ご紹介している陶器の修理

当初は職人さんにお願いをしておりましたが、

修理方法を教えて頂き、

見様見真似で修理練習する事2年

試行錯誤しながらいろんな物を修理してきました。

お金をいただく以上、〝素人だから…〟という

言い訳は当然通用は致しません。

当然、当初は上手く仕上がらず失敗した事も…。

少しづつ改善しながら、

今では一般の方からも修理のご依頼を頂き、

会社の方にお持ちいただく方も増えて参りました。

仕上がりも気になるところですが、

費用はいくらぐらいかかるのか?

このポイントが気にかかるのではと…

欠けや割れの状況にもよりますが、

弊社では黒漆での修理800円

金継ぎまでの修理1,200円にて

修理させて頂いております。

もし、欠けてしまったり割れてしまったら

ご参考の上ご検討頂ければと思います。

 

ガラスの器の欠け修理事例

今回はガラスの器の欠け修理についてご紹介させていただきたいと思います

 

ガラスの割れや欠けは、部分的な金継修理もいいですが、

 

割れや欠けた部分をや全体的に塗装する修理もいいものです。

 

イメージも変わりますし・・・修理した部分も目立ちにくくなります。

 

今回の修理は修理箇所を含め1/3をシルバーでグラデーションで塗ってみました。

 

・修理前2カット ・修理途中2カット ・塗仕上がり2カット