今やろうと思っていたのに・・・

今やろうと思っていたのに…

言うんだもんなぁ…。

一昔前に流行った懐かしいフレーズ。

確かに、〝今やろうと思っていた…〟

と言うこともあるでしょう…!

でも、言われる前にやる!って言うことが、

とっても大事な事です。

言われたからやるのと、

言われる前にやるのとでは、

人の評価は雲泥の差です。

なぜか…

やろうと思ってたなんて事は、

本人以外誰も知らない事だからです。

別の言い方をするならば、

本当にやろうと思ってたか否かなんて、

誰もわからないって事です。

 

〝俺もそぅ思ってた…〟なんて

後付けで同意する人がいますが、

それと真意は誰にも分からない…

ま、はっきり言うなら、

良かれと思う方にあと乗っかりしたに

過ぎないと言う事です。

 

良いにしろ悪いにしろ、

自分の意見や意思は後付けではなく、

最初に意思表示をすべきと私は思います。

 

人育てのベースは本人の自覚から

仕事が増えてくるとどうしても起こる生産性の問題。

機械で24時間計算生産できる仕事だけじゃないだけに、

最終的に頼るところは〝人の力〟

担当として一人増え二人増えと徐々に携わる人員をやして来ましたが、

それでも受注量と生産力のバランスには課題が生じる。

〝こうやってやるんやで・・・〟って言葉でレクチャーしても、

結局のところ経験を積ませる事でしか育てる事が出来ない・・・

事務的な部分はある程度システムとマニュアルで育てる事が容易なのですが、

こと〝ものづくり〟の作業となるとなかなかシステムやマニュアルでは難しい。

まして、手工業の〝感・勘〟の部分は特に。

 

◯◯さん手伝ってください !  と言われればお手伝いはできるものと、

でも、それは雑用レベルでの手伝いまでで、

作業の一員として組み込むには難しい・・・

それでも、手が足りない状況の中におかれていると、

〝私もやってみましょうか・・・〟と自ら作業に挑戦しようとする人が現れる。

そぅ・・・それは人を育てたのではなく、

自らの意思で育とうとしている ! と嬉しく感じる時です。

当然、簡単なレクチャーで作業にチャレンジするんですから、

失敗は覚悟しなきゃならないですがね・・・。

 

今年もまた二人、作業の遅れを懸念して作業要員に加わってくれました。

そうやって新規事業の取り組み人員も6名以上に !

人が育つ、人を育てるって事は本当に地道で忍耐のいる事ですね。

 

無意識に発している言葉

それは無理やわ…

絶対できんわ…

取り組む前から〝無理〟と口にしている事ありませんか…

 

無意識に出る言葉の心理ってなんでしょう?

やりたくないから…

失敗した時の言い訳…

そぅ…無意識に口に出している深層心理は、

できないのじゃなくやりたくないという思いなんです。

 

確かに経験値から満足いく結果が得られないと

判断する事は可能かもしれません。

でも、それはあくまでも判断であって結果ではありません!

〝まずはやってみる!そしてやりながら考える!〟

そのプロセスが一番大事な事だと私は思っております。

当然、納得のいく結果が得られれば言う事はありませんが、

満足いかない結果だとしても、

取り組み考えた経験値と、取り組んで得られた結果は、

〝やったからこそ!〟だと思います。

 

無意識に自分の可能性を潰す言葉…

口にしていませんか?

お客様からのニーズが新商品開発の糧

新商品開発において、

形状やデザインも大切なのですが、

大きな要素の一つに塗りがあります。

今回は弊社の新しい塗りについて

ご紹介したいと思います。

自動車の内装に見られる〝ウッド調の装飾〟

それを漆器の塗り技術で

表現できないか…という事で、

トライしてみました!

完全とは言えませんが、

かなりいい感じに仕上がりました。

今後、マットや演出台などに

塗装して製品化してみたいと思います。

 

他人を過信するな・・・

〝他人を信用するな!〟と言うのが私の口癖。

え?どういう事…と思われる方もいらっしゃるものと。

信用するなとは過信するなと言う意味です。

 

他人は自分の都合で動いてくれない!

他人も人間…忘れもすれば失敗もする。

他人はあくまで他人。分かってからるだろうはありえない、

そんな観点から、社員には取引先や外注先に対し、

自分の都合のいい解釈をさせない為にも、

〝信用するな!〟と言い続けでおります。

 

物を作るって事にはイレギュラーなトラブルはつきものです。

誰しもしたくて失敗する訳ではありません。

だからこそ定期的な確認やチェックは必要なものと!

それは、信用していなないからではなく、

トラブルを未然に防ぐ為だと。

〝口うるさい!〟と思われても、

結果的には相手にとっても自分にとっても、

互助的には大きな意味があるものと。

転ばぬ先の杖ではありませんが、

トラブル前の確認は、してもしても、し過ぎという事はないものと!

小零細の一人三役は当たり前!

一人二役って言葉があります。

でも、少子高齢化となり中小企業を取り巻く環境は、

人手不足という深刻な課題と直面している状況において、

一人三役ぐらいを担わなければ成り立たなくなってきているものと思います。

まして、経営者となれば一人三役や五役は当たり前で、

今後ますます仕事量は増すものと・・・。

家内制手工業の産業において、

休日や休暇が増えるという事は生産性が低下するという事に直結し、

そのしわ寄せは社員ではなく

経営者側に無休で働くというしわ寄せとなって影響を及ぼす事に。

〝経営者も休めばいいんじゃないの・・・〟

その通りです。休めばいいんです。休むことはできるんです。

でも、その〝つけ〟は、

納期に影響を及ぼし売り上げ減に影響を及ぼす事に。

その結果、

社員の雇用維持更には会社の存続にも影響が及ぶ事に・・・。

 

無借金経営で高付加商品そして特殊技術力を有するような会社は稀で、

ほぼほぼの会社が必死な経営努力の基で会社経営をしているものと・・・。

一人十役ぐらいこなスーパーマンじゃなきゃ

この先会社経営はできないんじゃないかと考えさせられる昨今です。

心のモチベーション

練習じゃ上手くいくのに・・・

いつもはもっとちゃんとできるのに・・・

そんな経験はありませんでしょうか。

 

ゴルフを始めて二年。

練習の為に通う練習場で感じる事は、

〝自分に集中するという事〟

 

どうしても上手く打とうと意識するあまり、

力が入り過ぎたり、軌道がブレて球が曲がったり、

〝何が原因か分からない・・・〟

そんな思考に陥る時があります。

 

〝誰も私の事なんて気にもしていない〟のに

自分が自意識過剰になっている・・・

上手くいかない原因は

実はそれが一番!だと私は思います。

 

そぅ・・・上手いとか下手とかの関係なく、

自分のやるべきことに集中する。

基本の動作を一つ一つチェックする。

そんな作業動作をしていると

〝仕事においても同じだなぁ・・・〟としみじみ痛感致します。

 

心のモチベーション

 

全ての基本は自分の心の中にあるのでは・・・

 

産地の抱える課題…2

小さな地域に同業者がひしめく

ある時はライバル。

ある時は競合相手。

ある時は同じ地区町内民として協力関係。

そんな特殊な場所が産地です。

 

業界や産地内の会社が潤い

一個人や企業に余裕がある時は

産地内の個人や企業間の連携も

スムーズなんですが、

世代交代や景気の悪化と

産地間における個人や企業の業績不振は

産地内の個人・企業間の連携も

希薄になりつつあります。

 

〝三本の矢〟に例えられるように、

産地の活性化は

産地に生きる個人や企業の

交流や連携強化が

とても大事なのではないかと

私は思います。

 

連係したからといって・・・

 

確かに連携したからといって

急激に何かが好転するという事はありません。

ただ、こういった基本的な事の強化が

実は後々大きな力になるのではないかと私は考えます。

 

切磋琢磨するライバルでありながら、

同産地内である一個人・一企業として協力する。

そんな思考と取り組みが必要なのではないでしょうか・・・。

産地が抱える課題…1

産地と言われる原点は、

〝ものづくり〟ができてこそ。

でも、その〝ものづくり〟の生産力が

激減しているという現状。

後継者不足・高齢化・雇用環境の整備不足・

技術継承環境の整備不足などなど…

伝統工芸の産地というのは、

親から子へと受け継がれる場合が多く、

こういった課題への取り組みが、

一企業、一個人単位でしか取り組まれてこなかった為に

課題への対処がなされず社会の流れから

立ち遅れてしまっているというのが現状です。

また、機械化によって生産される作業が少なく、

手作業にて製作される為に、

直ぐに技術継承できないというのも大きな課題です。

 

産地が産地である理由

物が作れなくなれば産地でなくなるという危機感を

産地の企業・個人はもっと自覚し対処に取り組まなければと・・・

私自身は考え危機感を感じております。

 

陶器修理(金継修理)のバリエーション

陶器修理(金継修理)のバリエーション

本来の金継は漆を使い、割れ・欠けの部分を修理し、

継ぎ目の部分を蒔絵師により金粉をまいて仕上げるというのが一般的です。

ただ、その場合費用も高く修理期間も一か月近くなるというのが通常です。
そこで弊社では、修理期間の短縮と修理費用を抑える為に
塗料にて修理を行っております。
一般的な金継(漆・本金粉)にて仕上げた物の画像

 

 

塗料で補修後銀粉を混ぜた塗料にて補修した物の画像

 

 

塗料で補修した後白い塗料にて補修した物の画像

(今回は修理部分が分かるようあえて白で修理致しました。
本来であれば調色したピンク系の塗料にて修理致します。
※一緒な色にはなりませんのでご理解下さい。)

 

 

費用的には通常の金継(漆・本金粉)仕上げ・・・1,000~1,500円

塗料補修・銀粉修理・・・500円

塗料補修・白塗料修理・・・400円

修理期間は 通常の金継(漆・本金粉)修理期間・・・3週間~1ヶ月
塗料補修 の修理期間期間・・・1週間~10日間 
※塗料修理の場合、色の調整がある程度可能ですので、
修理部分がある程度目立たなくするよう色調整を行い修理する事が可能です。