お客様からのお問い合わせの中で、
〝塗料で塗った物ってなん大丈夫なんですか?〟
といった安全・安心に対するお問い合わせです。
食器(漆器)を製作する際に使われている塗料は、
ウレタン樹脂塗料を使用するのが一般できです。
これは、塗料を構成する成分が食品衛生法で定められた
基準値以下である為に安全性は担保されているものと
お考えいただければと思います。
一般の方が〝塗料〟って聞くと、
建築や自動車などの工業用塗料のように思われがちですが、
食器に使われるものですので、
この点につきましては塗料メーカーも
慎重になる部分です。
特に鉛やカドミュームなど重金属の含有量については
厳しく基準をクリヤーしております。
(成分分析検査等にて検証しております)
ただ、塗料という性質上、製作過程において塗料を塗りやすくする為に
有機溶剤の〝シンナー〟を含有させます。
製作の最終工程で高温にて焼き付け処理を施す為に
硬化した塗料膜には殆どシンナー成分は残らないのですが、
ごく稀に通常より含有量が増える事により、
臭いが残る場合がございます。
その場合は、重曹を混ぜた高温のお湯に浸していただく事で
かなり改善できます。
(完全に無臭にする事は出来ません。)
また、風通しの良い場所で直射日光が当たらない場所へ
放置して頂くことも改善策となります。
ご参考にしていただければと思います。