修理事例のご紹介…飾りテーブル台

修理事例のご紹介…木製 飾りテーブル台

 

お取引先の老舗旅館様から

70年以上前に作られた飾り台テーブルの

修理のご相談を頂きました。

 

■修理前の状況

テーブル上面の塗装膜はヒビ割れが生じ、

ところどころ浮き上がりっている状態で、

側面は豪華な蒔絵が施されているのですが、

その絵の付近に塗装の剥がれが生じている状態となっております。

長く倉庫に保管されておられたとの事で、

全体的に埃が溜まって白くなっておりました。

 

■修理内容

天面はヒビ割れて浮き上がっている部分の塗膜を剥がし、

サビ漆にて補修した上で中塗り・上塗りと漆で塗り仕上げました。

 

側面は蒔絵が施されていることから、

剥がれている部分をサビ漆にて補修した上で、

部分的に漆にて中塗り・上塗りにて修理致しました。

その後補修以外の埃が溜まっている部分の洗浄・拭き上げをした上で、

全体的に摺漆を施し艶を出させて頂きました。

 

角の部分の装飾金具は弊社の方でご用意ができない為に、

そのままの状態にて塗り修理したままにて

納品させて頂きました。

 

ご参考にしてみて下さい。

大きく分けて2つのタイプ。

人から注意や指摘を受ける事は

気分のいいもんじゃありません!

でも、もし注意や指摘を受けた時、

大きか分けて2つのタイプが居ると

私は思っています。

1つは、自分の至らなさを反省するタイプ。

もう1つは、注意や指摘に腹をたてるタイプ。

 

自分の至らなさを認めるって事は、

成長するチャンスをもらえたと、

自分の糧にできる人間です。

反対に、注意や指摘に腹をたてるタイプは、

既になぜ怒られているかという論点をすり替え、

自分の非を認められないタイプです。

当然、自分の至らなさを認められないのですから、

成長する事もありません。

 

完全完璧な人間なんているわけがありません。

不完全な人間か不完全な人間に注意する訳ですから、

言われてる本人も面白くなくて当然…。

でも、言われた事を素直に受け入れられるか否かは、

人間の質の問題であると私は思います。

素直に自分の意至らなさを受け入れる…

そこから成長って始めるんだと思います。

 

もう一度言います!

不完全な人間であるという自覚と謙虚さをもつことから、

人の成長は始まるものと。

指摘や注意に腹をたてる前に

自分の至らなさ、努力不足を振り返ってみては…。

一度のミスの代償

〝すいません〟

当然ミスをすれば先ずは謝ると思います。

でも、謝ったからといって、

問題が解決するわけでも、

その問題解決にかかる費用が無くなるわけでもありません。

そぅ…謝罪は迷惑をかけた事に対して

〝申し訳ない〟という意思表示をしたに過ぎず、

根本的な問題解決とは別問題であることを

肝に銘じなければならない。

謝罪した事で全てが終わった…と思うのは、

本人の勝手なマスターベーション。

現実は何にも解決していないし、

迷惑をかけられた方はそんな事で納得もしていない。

要は、謝罪は言葉ではなく行動であると私は思います。

迷惑をかけた!という事に対し

どぅ対処するか…という行動。

言葉ではなんとでも言えます。

言うだけなら簡単です。

だからこそ行動で謝罪を表すことが大切です。

心ら本当に申し訳ないと思うのであれば、

自然と行動を起こし対処するものと…

それ以外〝申し訳ない〟という気持ちを

表せることはできないのでは!

(動画) 艶を消したノンスリップ加工 (お客様からのご依頼)

お客様からのご相談で、

現在お扱いのお盆がノンスリップ効果がないに、

上に載せる器が滑って困っているとの事。

ノンスリップ加工を施して欲しい旨のご相談を頂きました。

その上で、艶有りのノンスリップは指紋や汚れが目立つので、

艶消しのノンスリップ加工でお願いできないか…との事。

弊社の方で試行錯誤して塗ったお盆の仕上がり状況と、

ノンスリップの効果動画です。

お盆と塗料の密着性の剥離検査

塗装面をカッターナイフで碁盤目状に切り込みを入れ、

テープにて数回貼っては剥がすを繰り返します。

 

試行錯誤の繰り返し…

もっと上手くいく方法がないかなぁ…

もっと早く、もっと簡単にできないかなぁ…

 

現状のやり方が別に悪い訳でも、

支障がある訳でもありませんが、

でも、

常にもぅちょっと!良くならないか…

そんな欲張りな感情から

改善・改良の試行錯誤の連続。

 

試験で一個やってみた…

上手くいった!っと思って複数個やってみると、

なかなか上手くいかない…

そんな事の繰り返しの連続。

無理なんかなぁ…って思いつつも、

それでも…もしかしたら…順序を変えてみたら…

頭の中で妄想と想像はつきません。

 

でも、それを直ぐに行動に移し

試行錯誤を検証できる環境があるって

ホント幸せな事だなぁ…ってつくづく感じます。

 

さぁ…今日もまた試行錯誤!

失敗するかもしんないけど…。

創れるという強み

メーカーとしての強みは

第一に創れる事 。 第二に造れる事。第三に築くれる事です。

3つの〝つくれる〟強みは、

第一のつくる…創は、ものづくりの商材やお客間のニーズを基に

イメージや想像がしやすい環境である事。

第二のつくる…造は、イメージや想像したものを

リアルなカタチとして作りやすい環境である事。

第三のつくる…築は、お客様のご要望をカタチにし、

職人さんにアイデアを提供する事で

信用・信頼関係を築ける事です。

 

想像しカタチを作りプレゼンする…

すべての事を一人でできるという方はなかなかいません。

それぞれのパートで得意とする人間が担う

そのひと塊がメーカーの強みだと私は思っております。

〝つくれる〟という事は口で言うほど簡単なものじゃありません…

だからこそ3つの〝つくれる〟をしっかりできる会社こそが

メーカーと言われる存在なのかもしれません。