〝やめればいい〟言われても、やめない理由

嫌だったらやらなくていい。

嫌ならやめたっていい。

 

時々、なんで俺ばっかり!って

やりきれない思いや状況に追い込まれる時がある。

そんな時に自分自身に

〝じゃ…やめれば〟って自問自答してみる。

別に強制されているわけじゃないし、

無理やりやらされているわけでもない。

 

じゃ…なぜやめないのか。

私はこう思うんです。

 

〝自分で選んだ事だから途中で投げ出したくない〟

 

そんな責任感と恐失感とプライドから

投げ出せないのだと。

 

やめられたらどれだけ楽だろう…

投げ出したらどれだけ楽だろう…

でも、いざとなると

やめる勇気も投げ出す勇気もないのも事実。

 

結局のところ、

どれだけ愚痴を言ってみたって、

結局はやるしかない責任感、

投げ出さない事の大事さを、

誰しも過去の経験から

分かっているって事だと私は思います。

 

〝つらいのは自分だけじゃない〟

 

本当は誰しも分かっていて、

たまに愚痴や弱音を吐いているのかもしれません。

ガス抜きをするように・・・

経営者の頭の中は・・・365日24時間営業でちょうどいい

どうすればもっと早くできるだろう…

どうすれば不良率を低下できるだろう…

この季節…社員全員が何らかのかたちで携わる仕事において、

常に考えるのが生産効率。

 

年間を通して携わる仕事であれば、

それなりの経験値と感が養われてくるのですが、

季節的に受注する大口の仕事に対しては、

ほぼほぼ経験値ゼロの社員が、

指示に従い見様見真似での作業となります。

そんな状況の中で最も注意をしている事が…不良率を抑える事。

 

〝失敗しない方法はないか…〟そんな事を考えながら

試行錯誤の繰り返しながらの

ベストとは言えないベターな作業を繰り返しております。

 

納期に追われだしてきている日々。

日々夢の中にまで出てくる始末…

きっと脳も汗をかいてんだろうなぁ〜って思います。

伝わっているという・・・思い込み

エンドユーザー様とお話をさせて頂く度に感じる事は、

作り手側が当たり前と思っている事が、

エンドユーザー様に全然伝わっていない事。

〝分かっているでしょ!〟は

作り手側の奢りであり勝手な思い込み。

〝知らない〟っていうスタンスから

接していて丁度いいぐらいだと私は感じております。

では、なぜ伝わっていないのでしょう…

一番の要因はエンドユーザー様と接している方の

知識不足が挙げられます。

ただ、それだけではなく、

情報・知識・経験を得られる環境が

全くと言って無い事も大きな要因だと考えます。

〝物売り〟に特化するあまり

物の質に対しての理解度の欠落。

物の使われ方に対する理解度の低下。

物の性能への理解度の不足。

 

物が売れない事を景気・環境のせいとしがちですが、

本当はこういうところに

販売不振の要因があるのかもしれません。

トラブルの再発防止をおこなっているか・・・

仕事をしていると

トラブルや失敗はつきものです。

でも、そういう事案が発生した後の対応・対処の仕方で、

その人の能力を推し量ることができます。

そして、それ以上に推し量ることができるのが、

同じ間違いを繰り返さない取り組みや仕組みを

自分自身で作れるか否かというポイントです。

 

言わばトラブルや失敗から

如何に学ぶかというという吸収力が大事だと考えます。

最悪なパターンの一例としては、

失敗したら謝れば済む…的な発想になってしまうことです。

そのパターンになると、変える事も学ぶ事もしなくなり、

ただ、貝になって嵐が過ぎるのを待つ!

そぅ…ある意味一番楽なパターンを選択したという事になります。

 

でも、それはある意味会社にとっても本人にとっても

とっても危険な事です。

会社にとっては改善がなされない事で

繰り返しトラブルや失敗が発生し損失が生じ続けます。

反対に当人は、

〝謝れば済む〟的発想は、

解雇されない事が前提で成り立つ事であって、

いつ解雇されてもおかしくないリスクがあります。

いづれにしても、日々生じるトラブルや問題に

素早く対処し改善策を施す事は

会社にとっても個人にとっても

とても大切なポイントだと私は思います。

会社の一員である一つの基準

仕事をしてる上で、

どうしても許せない基準があります。

それは〝嘘をつくという事〟です。

 

雇用関係において互いの

〝信用・信頼〟関係は大前提だと私は思っております。

当然、依頼する方もされる方も、

その言動が会社の為であり嘘偽りがないという

暗黙の前提で行われているものと。

でも、その暗黙の前提が崩れた時、それは全ての仕事に支障をきたすものと…。

言い換えるならば、

〝この人の言動はまちがいないのか…〟という

不信感から全て始まるからです。

当然、そんな余分な思考からのスタートですから、

スムーズにいくわけも、上手くいくわけもありません。

仕事をする上で〝信用・信頼〟とよく言われますが、

一旦失った信用や信頼は取り戻すのは大変だと言います !

でも、私は取り返せないものと思っております…

その一番の要因は〝嘘〟であると思います。

その一線を越えてしまった場合、

今までのすべて積み上げてきたものが一瞬で無になるものと・・・

 

会社という一つの組織で働く以上

この一線は最低ラインとして遵守すべきものと。

休みが増える代償

週休二日制や残業規制・・・

国家の祝日が増え大型連休が続く・・・

確かに余暇や休日を楽しみ仕事に従事する。

理想だと思います。

でも、会社側からすればこれだけ休みが続くと、

生産性が低下し小・零細企業では対応も生産もままならない状況となる。

その代償として企業収益は低下し雇用を継続する事も困難に・・・

 

無借金で収益性も高く資金も潤沢・・・そんな企業はごく一部!

ほとんどの企業は資金繰りを四苦八苦しながら、

日々の仕事を必死でこなしている・・・

そんな企業にとって会社が度々止まる事、

度々会社を休まれる事は致命傷。

ま、その反動は雇用維持が困難になるかたちで社員にもふりかかる。

 

〝人手不足〟というキーワードが流行っているが、

私は一過性の事と思っています。

今の環境に耐えうることのできない会社が淘汰される事により、

市場には労働者が溢れてくるものと・・・

おまけに外国人労働者も増えAI化の急速な浸透により、

雇用条件はより厳しくなり、人を機械で代替しようとするんじゃないかと。

それは法的規制を煩わしく感じる今の雇用関係がもたらした

一つのかたちだと私は思もいます。

今やろうと思っていたのに・・・

今やろうと思っていたのに…

言うんだもんなぁ…。

一昔前に流行った懐かしいフレーズ。

確かに、〝今やろうと思っていた…〟

と言うこともあるでしょう…!

でも、言われる前にやる!って言うことが、

とっても大事な事です。

言われたからやるのと、

言われる前にやるのとでは、

人の評価は雲泥の差です。

なぜか…

やろうと思ってたなんて事は、

本人以外誰も知らない事だからです。

別の言い方をするならば、

本当にやろうと思ってたか否かなんて、

誰もわからないって事です。

 

〝俺もそぅ思ってた…〟なんて

後付けで同意する人がいますが、

それと真意は誰にも分からない…

ま、はっきり言うなら、

良かれと思う方にあと乗っかりしたに

過ぎないと言う事です。

 

良いにしろ悪いにしろ、

自分の意見や意思は後付けではなく、

最初に意思表示をすべきと私は思います。

 

人育てのベースは本人の自覚から

仕事が増えてくるとどうしても起こる生産性の問題。

機械で24時間計算生産できる仕事だけじゃないだけに、

最終的に頼るところは〝人の力〟

担当として一人増え二人増えと徐々に携わる人員をやして来ましたが、

それでも受注量と生産力のバランスには課題が生じる。

〝こうやってやるんやで・・・〟って言葉でレクチャーしても、

結局のところ経験を積ませる事でしか育てる事が出来ない・・・

事務的な部分はある程度システムとマニュアルで育てる事が容易なのですが、

こと〝ものづくり〟の作業となるとなかなかシステムやマニュアルでは難しい。

まして、手工業の〝感・勘〟の部分は特に。

 

◯◯さん手伝ってください !  と言われればお手伝いはできるものと、

でも、それは雑用レベルでの手伝いまでで、

作業の一員として組み込むには難しい・・・

それでも、手が足りない状況の中におかれていると、

〝私もやってみましょうか・・・〟と自ら作業に挑戦しようとする人が現れる。

そぅ・・・それは人を育てたのではなく、

自らの意思で育とうとしている ! と嬉しく感じる時です。

当然、簡単なレクチャーで作業にチャレンジするんですから、

失敗は覚悟しなきゃならないですがね・・・。

 

今年もまた二人、作業の遅れを懸念して作業要員に加わってくれました。

そうやって新規事業の取り組み人員も6名以上に !

人が育つ、人を育てるって事は本当に地道で忍耐のいる事ですね。

 

無意識に発している言葉

それは無理やわ…

絶対できんわ…

取り組む前から〝無理〟と口にしている事ありませんか…

 

無意識に出る言葉の心理ってなんでしょう?

やりたくないから…

失敗した時の言い訳…

そぅ…無意識に口に出している深層心理は、

できないのじゃなくやりたくないという思いなんです。

 

確かに経験値から満足いく結果が得られないと

判断する事は可能かもしれません。

でも、それはあくまでも判断であって結果ではありません!

〝まずはやってみる!そしてやりながら考える!〟

そのプロセスが一番大事な事だと私は思っております。

当然、納得のいく結果が得られれば言う事はありませんが、

満足いかない結果だとしても、

取り組み考えた経験値と、取り組んで得られた結果は、

〝やったからこそ!〟だと思います。

 

無意識に自分の可能性を潰す言葉…

口にしていませんか?

お客様からのニーズが新商品開発の糧

新商品開発において、

形状やデザインも大切なのですが、

大きな要素の一つに塗りがあります。

今回は弊社の新しい塗りについて

ご紹介したいと思います。

自動車の内装に見られる〝ウッド調の装飾〟

それを漆器の塗り技術で

表現できないか…という事で、

トライしてみました!

完全とは言えませんが、

かなりいい感じに仕上がりました。

今後、マットや演出台などに

塗装して製品化してみたいと思います。