新商品ができない・・・1年後に大きな影響

産地でありながら、新商品の出来上がるペースが

以前とは違って格段に低下している。

日々の仕事に追われているせいか、

新しいものを創造する時間・気力・体力が低下しているものと。

新商品を創ったからと言って必ずしも売れるわけではない

でも、そういう努力をし続けないと、

想像する力も物を作る力もどんどん低下するものと・・・。

それは、一年後、二年後に大きな影響として私たちに降りかかってくるものと。

物が作れてこその産地

新しいものを生み出してこその産地

今、どの産地も同じような問題や課題を抱えている。

少子高齢化や職人不足といったマクロ的な原因ではなく、

新しいことに取り組むチャレンジ精神的な減退が

産地の衰退の大きな要因になっているのではないかと。

新しい事にチャレンジします。

来年4月に向け
新しい取り組みに挑戦する!

構想は5年以上前から考えておりましたが、
どのように展開していこうか…と
あれこれと想い悩んで過ぎた日々。
もぅ待っていられない…という思いから
いよいよ始動。

個々人、各会社がそれぞれの想いを胸に
地場産業と地域の事を考えて
取り組んできたと思いますが、
私なりに考えた事を
カタチにしてみたいと思います。

私も60歳が目の前と迫る58歳
決して若いとは言えない歳になり、
ここが私の節目と心に決め
頑張ってみたいと思います。

まだまだ私の中の
想いでしかありませんが、
自分への決意の意味と退路を断つ意味で
投稿させて頂きました。

他力本願からの脱却が生き残りのポイント

様々なご意見がある事を前提で書きます。

伝統工芸と言われるどの業界も、
後継者不足、高齢化、
倒産や廃業による生産性の低下
抱えてる課題は
20年近く前から言われ続けてきた事。

この20年近く何してきたの…

そぅ…
何もしてこなかったわけじゃないけど、
何もしなかったぐらい結果が出てない。
あえていうなら、
こうなる事を知りつつも
何の対策もしてこなかったので
なるべくしてなっている…。

行政が…組合が…誰かが…
他力本願で何とかなる程
現状は甘くもないしどうにかなる訳もない。

だったら自分で何とかするしかない!

結局のところ、
各々の自己努力で対処しなければ
この先はもっともっと厳しくなるものと

分業制の業界であればあるほど、
他力本願からの脱却こそが
これからの生き残りのポイントになると
私は思っております。

働き方改革で加速する産地の課題

さぁ、今日も夜作業始めますか…。
静かな会社での作業は、
ホントあれこれと考え事もでき
有意義な時間帯。

ふとカレンダーに目をやると、
9月も1/3が過ぎ、
4枚並んだ残りのカレンダーを見る度に
今年の残された日数の少なさに
少し焦りも感じ始めております…。

働き方の変化や後継者不足、
高齢化などの生産をとりまく
大きな課題と波は
課題として挙げられつつも
基本的に放置された状態で20年が過ぎ
機械化と24時間体制での生産と
時間の縛りのない経営者の
自助努力でしか対応できない現実…
ま、〝やれるだけ〟という
無理をしないという選択肢もありますが。
今後、高齢化課題がより一層
深刻化・崩壊の原因化していく事は
目にみてえおりますが…。😰

活性化ってなに?

この頃、ふと想う事がある。
皆さんへの問題提起です!

〝産地の活性化〟って何だろう…
〝地域の活性化〟って何だろう…

売上の増加?
就業者の増加?
新たな市場の開拓?

人口の増加?
高齢化の若がえり?
新生児の出生増?

人それぞれの立場で
考え方も想いも違うとは思いますが、
10年前20年前から言われ続けてきて、
いったい何がどう活性化されてきたのだろうか…
結局のところ私の導いた結論は
〝自助努力〟
ひと昔から言われてきた、
〝公助や共助〟を基本で考えると、
結局のところ〝他力本願〟でしかない。
キツイ言い方をするなら
〝手を合わせて祈ってるだけ…〟

そんな事で本当に〝活性化〟が可能と
考えているのだろうか…
お手手繋いでみんなで仲良くで
皆んなが生き残れると考えているのだろうか…

国も地方自治体も
財政が苦しくなる一方で、
今までのように
口を開けていれば餌がもらえる事も
これからますます無くなってくるだろう…

私の考える〝活性化〟の基本は、
〝自己責任と自助努力と淘汰〟

個人主義・利己主義と言われるかもしれないが、
そういう思考の個の集合体、
それが活性化の底辺だと私は想う。
言い換えれば、
〝弱肉強食〟の認識を
どれだけ強く持っているか…という事だろうと。

ま、こんな事を書くと
平和主義や理想論者の方々からは
否定されるとは思いますが、
見たくない現実と向き合わなければ、
聞きたくない現実を受け入れなければ、
この先も何も変わらないのだろうと。

弱者救済のみに重きをおく思考が
平和ボケの沸ガエルに
繋がらなければいいのですが…

ものづくりができてこそのメーカー

出張であっちこっちお伺いしておりますと、

〝こんな感じで作れない…?〟って
問われる事が多いのですが、

当然の事ながら
職人さんに相談するのと同時に、
自分で作る事ができないか
考えたりチャレンジする事も
多くなってきております…。

どんどん職人さんも減っていく中で、
社内での業務作業としての生産と取り組みは
今後大きな意味をもつものと…
今はクォリティー的に劣るとしても
3年後5年後を見据えての取り組みです!

テーマは
少ロット対応型の製品作り

今後、売り手と作り手との課題ポイントは
発注ロットになるのではないかと…
製造の立場からのロット要求は
理解できるものと、
でも、実際の受注数との解離と方向性は
今以上に大きくなるものと…。

その答えの一つの答えが…〝内製化〟

作る事もできて売る事もできる!
私の目指す答えは
ここにあると考えております。
かなりハードルの高い課題ですが。

物を売る立場としては
今後避けて通れない課題となるものと…😅
今までメリットとされてきた
分業制、アウトソーシングは
今後大きなデメリットとなるものと
私は考えております。

避けて通れない課題だけに
対処できた会社と個人だけが残れるものと…

分業制・分担制というリスク

自然の摂理と言ってしまえは
仕方ない事なんですが…

いつまでも歳をとらず
いつまでも現役で
いられるわけでは無い事は
誰でも重々承知しているのに、
分業化している事で
リスクが急激に
高まってるように感じます。

ここがダメなら別のところに…
昔なら同様な技術を持った
会社や職人がいたおかげで、
物を作る事にリスクを感じませんでした。

後継者が居ない
職人や技術者の高齢化
倒産や廃業…などなど、
物を作るという事が
今後ますます大変になるものと。

そんなこと分かってるよ!

そぅ…誰しも分かっていること。
でも、そのリスクに対し
なんらかの対応・対処をしているのかと
問われれば誰しも〝はい〟とは言えない

それはある意味
分かっていないのと同じでは…。

分業制というリスクヘッジが
今は逆にリスクとなっている。
そして他力でいる以上、
これからは常にリスクがつきまとう…
そんな事を考える木曜日の夜。

大変な世の中になったよなぁ…😅

産地活性を考える…

少子高齢化がすすみ

地方の地場産業といわれる産業も

後継者不足で衰退の一途をたどっています。

そんな中、〝地域おこし、産地活性〟として

様々な取り組みがなされ、

特に〝お祭り的なイベント〟が活発で、

二日ないし三日の期間で開かれています。

 

ただ、そんなイベント企画も

1年で考えれば365日分の3日。

いろんな意味合いがあるので

安易に批評はできませんが、

本当の意味での産地活性にはならないかも。

ましてお天気によって影響を大きく受ける

リスクは避けられない…。

 

そぅ…日々の仕事がコンスタントにできる

それが理想ですよね!

でも現実はなかなか難しい…。

では、何が難しいんてましょうか?

〝商品のアピールが絶対的に足らない〟

と私は常々思っております。

 

今、産地が抱える大きな課題要因は、

作り手の後継者の減少もさることながら

物を売る後継者が

絶対的に少ないように思います。

 

簡単に育てられないことだからこそ

産地全体として作り手と売り手の育成は

とても大事なポイントだと私は思います。

 

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産地の抱える課題…2

小さな地域に同業者がひしめく

ある時はライバル。

ある時は競合相手。

ある時は同じ地区町内民として協力関係。

そんな特殊な場所が産地です。

 

業界や産地内の会社が潤い

一個人や企業に余裕がある時は

産地内の個人や企業間の連携も

スムーズなんですが、

世代交代や景気の悪化と

産地間における個人や企業の業績不振は

産地内の個人・企業間の連携も

希薄になりつつあります。

 

〝三本の矢〟に例えられるように、

産地の活性化は

産地に生きる個人や企業の

交流や連携強化が

とても大事なのではないかと

私は思います。

 

連係したからといって・・・

 

確かに連携したからといって

急激に何かが好転するという事はありません。

ただ、こういった基本的な事の強化が

実は後々大きな力になるのではないかと私は考えます。

 

切磋琢磨するライバルでありながら、

同産地内である一個人・一企業として協力する。

そんな思考と取り組みが必要なのではないでしょうか・・・。

産地が抱える課題…1

産地と言われる原点は、

〝ものづくり〟ができてこそ。

でも、その〝ものづくり〟の生産力が

激減しているという現状。

後継者不足・高齢化・雇用環境の整備不足・

技術継承環境の整備不足などなど…

伝統工芸の産地というのは、

親から子へと受け継がれる場合が多く、

こういった課題への取り組みが、

一企業、一個人単位でしか取り組まれてこなかった為に

課題への対処がなされず社会の流れから

立ち遅れてしまっているというのが現状です。

また、機械化によって生産される作業が少なく、

手作業にて製作される為に、

直ぐに技術継承できないというのも大きな課題です。

 

産地が産地である理由

物が作れなくなれば産地でなくなるという危機感を

産地の企業・個人はもっと自覚し対処に取り組まなければと・・・

私自身は考え危機感を感じております。